鹿児島県の薩摩半島。
この半島の南端に頴娃(えい)という町があります。
前回「空き家再生」の記事でも紹介したNPO法人おこそ会の本拠地です。
この頴娃町、回ってみると魅力とユーモアに溢れる町でした。
三寿めぐりー釜蓋神社・番所鼻自然公園・大野岳ー
まずは頴娃の3大観光スポットです。
1.釜蓋神社
名前の通り、「釜の蓋」がシンボルの神社。
海の真隣ですよ。贅沢ではありませんか?!
釜の蓋を頭に乗せ、鳥居から拝殿まで歩けると良いとのこと!
実践。
2.番所鼻自然公園
まず、眺めのためにも行く価値ありです。
この公園の名物がこちら。
「タツノオトシゴ吉鐘」。
1度鳴らすと「幸運」、2度だと「健康」、3度「恋愛成就・夫婦円満」、4度「子宝」、5度「安産」。
困ったことに、何度鳴らすかは各々の自由ということなんですね。
僕は無難に2度鳴らさせていただきました。。
3.大野岳
山です。
9合目まで車で上り、残りを足で。頂上までは階段が108段。
この108という数字がポイントなんです。
実は108歳のこと、「茶寿」と言うんですよ。
「お茶の町」頴娃にピッタリなんです。
頂上の眺めがこれ。どうです?
そしてネタはここから。
展望デッキを上ると、周囲に見えるものの説明板があります。
向こうのが見える確率「30%」。
なるほど、天気の影響もありますし。
「初日の出、1/365×40%」
なるほど、元旦に40%の確率で見えるわけですね。
「アメリカ 0%」
?!
こんなのよく行政が認めたな!とつっこみたくなるボードですが、
遊び心溢れる頴娃町のサービスに笑顔が浮かびます。
こういうのもありですよね。
「えい道中お触書」
単に面白いので紹介。
一。「頴娃」の読み書きを覚えるやう
一。頴娃語に驚くべからず(独特な方言があるんです、頴娃には)
一。注意いたせ!隠れすぎた名店多し
一。時折漂う肥料の香りは事もなし
一。軽トラしかいない町だと思うべからず
一。三寿の掟に従いそうろう
一。掟に従わぬ者は「芋掘り天国」の刑に処す(芋も沢山とれるんです。頴娃。)
お茶、鳥刺し、温泉
諄いようですが、頴娃は市町村単位でお茶の生産量が日本一なんです!
そんな頴娃茶を堪能しに、ここへやってきました。
「畑の郷 水土利館」
こちらで緑茶の入れ方を学び、美味しくいただきました。
なぜコーヒーマシンがあれだけあるのに、緑茶マシンは見かけないのか。
なぜ緑茶カフェが広まらないのか!
こんなことを思うほど、頴娃の緑茶は素晴らしいものでした。
案内してくれた蔵元さん(右)、ありがとうございます!
ツアー中、鹿児島の名物、鳥刺しを購入。
こちらの店主、80を過ぎても元気に営業を続けられているとか。
右は、ご案内していただいた加藤さん(おこそ会)。
朝は「中村温泉 みやびの湯」で一風呂!
お風呂後にはコーヒーもついてきて、
大満足で終えられた頴娃の3日間でした!