Little Japanの場合には「DIY」(Do it Yourself、自分たちでリノベーションする)と、「プロ」にお願いするリノベーションの組み合わせで工事を進めました。
DIYワークショップには、延べ300人以上の方が参加をしてくれました。
どのように考えて開催をしていたのか、あらためて書き残しておきたいと思います。
なぜやったか?コストを減らすため?
周辺に住む方との関係
最近、ゲストハウスが急速に増えていますが、やはり突然できると周辺の方、特に住んでいる方に不安を与えてしまうように思います。
今回、ワークショップを開催することで、少しでも近くに住んでいる方にも、知っていただく機会になれば、と思い開催をしました。
このワークショップの時には、私もLittle Japanにずっといたこともあり、一部の方とは、この期間の間に初めてお知り合いになることができました。
地域によっては住民説明会で紛糾するようなところもあるようですが、幸い浅草橋では、このようなことはなかったです。
一度しかない「つくる」を一緒にやった仲間
つくるのは、一度だけです。
一緒につくれるのは、この時だけです。
今回、DIYを通じて、今もずっとLittle Japanに関わってくれているたくさんの仲間と出会うことができました。
ゆるーいつながりもありますし、一緒に仕事したり、旅したりする仲間もできました。
コストは下がらない
多くの方から、「いくらぐらいコストを抑えることができたの?」と聞かれます。
DIYをすることで、どうしても工事への影響が出てしまいます。
1日遅れると、数万円から十数万円ぐらいのコストや売上減少になります。
これを考慮すると、今回のケースでは、コスト減にはなっていないと思います。
手順
DIYができる工程を考える
今回は、結果としては、
・天井、壁のペンキ塗り(数人パテ)
・ベッドの組立(一部)
をやりました。
このほかに検討をしていたのは
・水道管
・床塗り
・床張り
・家具づくり
です。
解体についても、当初はDIYでやりたいと考えていました。
ただ、
・プロにお願いすれば、かなり短期間で進む一方で、そこに素人が参加してしまうと、かえって邪魔になってしまうということ
・解体作業は危険を伴い、また古い建物のため、アスベストの問題もあるかもしれないということ
で、プロにお願いをしました。
電気、水道、ガス、空調、消防設備等の設備については、水道管については、DIYできないか、と検討をしましたが、工事の工程の中に上手く入れるのが難しく、工事が遅れる原因となるため断念しました。
電気の資格が必要な分野はプロに依頼が必要です。
こういった設備関係も、DIYではありませんが、設備を施主が買ってきて、取り付けをプロにお願いする「施主施工」という方法もあります。
Little Japanも一部は「施主施工」をお願いしています。
工事の工程が遅れない土日を調整する
人が集まりやすい土日に開催をしたかったので、ちょうど土日のタイミングで、職人さんたちがひと段落するようなタイミングをいただき、実施しました。
告知
DIYワークショップを開催していることを、知ってもらうために、Facebookでイベントページを立て、Peatix、Meetupに掲載しました。
ほとんどはFacebookとPeatixから参加をしてくれました。
開催当日
参加者が想像以上に多く、日にちによっては、50人ぐらいの申込がありました。
名簿を作るのはあきらめて、当日お名前を伺いながら進めました。
実際は、キャンセルの方も多くて、だいたい10-40人ぐらいの参加者です。
朝からスタートし、夜は希望者で懇親会をして帰る毎日。
冬の寒い時期だったので、自宅から、ストーブやケトルを持ち込んで、途中休憩を挟みながら、壁塗りをしました。
ペンキを塗っていると暖かくなり、寒かったですが、思っていたよりは、だいじょうぶでした。
プロの指導
プロの指導をしていただいたのがよかったなと思います。
自分たちでできないことはないのかもしれませんが、ちょっと教えていただくだけでも、なんだかできるようになった気になれて、気持ち的にも全然違います。
<書こうと思っている事柄(随時変更します)>
随時、書いていきます。
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