東京で動物看護師をしていた友人が突然(僕から見たら)高知県に引越し(移住)していたので、会いに行ったところ、すごく素敵な活動を始めていたので思わずインタビューをさせてもらいました。
ペットと一緒に泊まれるお宿「どうぶつすどまり BOOK」。
宿としては、行くと猫の店長「こむぎ」さんがお出迎えをしてくれて、一緒に遊んだりしながら、快適に楽しく過ごすことができます。
そして、ここは、さまざまな理由で、家で飼うことができなくなったペットを預かる場所でもあります。
始めた理由は?
きっかけは、おじいちゃんとの出会いからです。 5匹の猫を飼っているのだけど、自分の方が先に死んでしまうかもしれない。
死んだ時に預かってくれる、そんなところが欲しいという声があったことからです。 亡くならなくても、例えば入院などで、長期間いなくなる場合もあるし、一緒にいたくてもお世話ができなくなってしまうケースもあります。
そんなペットたちを預かることができたらと始めました。 宿とペットの預かりは関係しているのですか? 直接は関係していないです。
「こむぎさん」は、店長をやってもらっていますが、お預かりしている子たちは、あくまでお預かりしているだけですので。
店長の「こむぎさん」
お預かりをした子たちでも、性格的に、たくさんの人と遊びたいような子がいたら、そういう子たちは、出てもらってもいいのかもしれないですね。
全体としては、1階はマネジャー選りすぐりの私設図書館。 2階は和室で泊まれます。 3階はねこのためのセカンドハウス(老猫ホーム)となっています。
いつまで預かってもらえるのですか?
最期まで、お預かりできます。
いくらぐらいなのでしょうか?
お預かりをする子によって、状況も違うので、お一人お一人相談しながらお値段や、お預かりの仕方など決めていくことになります。
ただ、普通のペットホテルだと、何匹も飼っておられる方などは、とても最期まで預けられない金額になってしまうことがあるので、そうならないようにしていきたいなと思っています。
生き方として
東京にいるときから、動物看護師をされていていた彼女の実現したかったことが実現できた場所なのかな、と感じました。
未来は「ペットを最期まで預かる老人ホーム」を一緒にしてくれる人がいたらいいなぁ、とのこと。
今は、旅館業の許可もとっているのに、予約はAirbnbからしか受け付けていないので、宿泊の予約をする側としては、探すのが大変ですが、あまりお客さんが増えても、ペットのお世話もあるし困るそうです。
店長のこむぎさんにも、預かっている子たちにも、そして彼女自身も無理なく過ごせている、そんな場所だからこそ、宿泊するゲストとしても気持ち良く過ごせるのかなと思っています。