ゲストハウス、泊まったことのある方はおられますでしょうか?
近年、より多くの方がゲストハウスへの宿泊を楽しんでくれるようになってきているように思っています。思っていました。
そんな中、私がゲストハウスをやっているから、周りにそんな人が多いだけ、と思わせるような調査結果が。。。
全国の宿泊旅行者のうちゲストハウスを利用したのは0.9%
じゃらん宿泊旅行調査2018(2018年4月調査実施)で、今回初めて「ゲストハウス」「民泊」が区分されて調査がなされたところ、全国の宿泊旅行者の利用した宿泊施設の種類として回答された「ゲストハウス」は
わずか0.9%!
とのこと(ちなみに民泊は0.3%。「ホステル」のようなゲストハウスと悩みそうな区分はないです)。
そもそも、まだまだニッチな業界のため、これまで統計をいろいろと調べても「ゲストハウス」と区分がされていることがほとんどなく、実態をなかなか把握することができていませんでした。
私の知っている限りでは、一部の地域などでは調査がありましたが、全国の旅行者を対象にしたものとしては、初めてです(私が無知なだけかもしれないので、知っている方がおられたら教えていただきたいです。。。)。
旅行者のうちの1%ということだと、旅行者をあまりしない方などは、もっとゲストハウスのことは知らないのだと思います。
今でも、シェアハウスとゲストハウスはよく間違われます。
訪日外国人旅行者のうち「ユースホステル・ゲストハウス」を利用したのは7.0%
こちらは、観光庁の訪日外国人消費動向調査(2017年)からです。
選択肢が違うので、じゃらん宿泊旅行調査とまったく同列には比較できないですが、ざっくりと訪日外国人旅行者の7%、国内旅行者の1%がゲストハウスに泊まっている、とも言えそうです。
1%、7%を10%にしたい
この数値が意外だったか、というと、実は全く意外な数値ではなく、ちょうど、この調査を読む数日前に、「1%ぐらいだよねー」と、とあるゲストハウスの経営者さんと話をしていたところでした。
シティホテル、ビジネスホテル、リゾートホテル、旅館、民宿、ペンション、キャンプ、民泊、漫画喫茶、カプセルホテル、友達の家などなど、さまざまな宿泊の選択肢がある中で、ゲストハウスは、そのすべての代替になるとは思っていません。
しかしまだ泊まったことがない、という方に、体験してみてもらいゲストハウスの魅力をしってもらい、1%、7%を10%にしていきたいなと思っています。
また、ゲストハウスには、ただの宿泊施設として以外の魅力がたくさん詰まっているように思います。
そんな魅力も伝えられるような、ゲストハウスにしていきたいと思っていますし、ゲストハウス同士がつながり、連携して取り組むことで、よりできることが増えるのではないかと思っています。