シェア街は「初代住民」の募集を開始した初日にクラウドファンディングで目標金額の100万円を達成、2日後には次に目標にした住民100人を達成するなど、当初考えていた以上の反響がありました。
本当に嬉しいことです。
シェア街は、コロナによって暗いニュースを見ることが多い今、とにかくワクワクする楽しいプロジェクトにしたい、そしてワクワクの中にも安心がある街にしたいと思って立ち上げました。
僕はもともとワクワクとか言うタイプではなくて、むしろ誰かが言うとちょっとうさんくさく感じてしまうことさえあったりするのですが、シェア街に関しては今のところ「ワクワク」と「安心」がぴったりあと思っています。
この「ワクワク」と「安心」をどのようにつくっていこうとしているのか、お話をしたいと思っています。
シェア街とは?
シェア街は、シェア街の家「シェアハウス」に住む「住民」と様々なかたちで関わっている「関係住民」の集まる「まち」です。
どこかの場所を指してシェア街と言っているのではなくて、「人のつながり=まち」と言っています。
これを面白くする仕組みをいろいろと考えていまして、
・ゲーム/テーマパーク
・きょてん/しごと/つうか
・リアル/オンライン
みたいなことを日々考えています。
ただ、これだと非日常のような感じ、なんだか慌ただしい感じがしますが、あくまで「日常」であり「安心できる暮らし 」を中心に考えていまして、これは、その安心できる暮らしのスパイスみたいな、そんな感じだと思っています。
リアル「あ●森」
シェア街の話をすると、良くリアル「あ●森」ね、って言われます。
やったことないんですが、そんな感じですって答えてます。
勉強のためにスマホで「ポ●森」はやってみまして、世界観はそんな感じです。
自分のイメージでは、ドラ●エだったり、あとは特定のゲームをイメージしている訳ではないんですが、冒険者ギルド的な物に近くて、シェア街の中にある「しごと」にはそんなゲーム要素を持たせたいな、と思って日々、大真面目に議論しています。
あと、シェア街で働いている人には、デ●ズニーラ●ドのキャストさんみたいな、感じの役を演じているみたいなのがあっても面白いなと思って、内覧会をジ●ングルク●ーズみたいにしたいなとか、これも大真面目に議論しています(住んでいる人がずっと演じてたら大変なので働いている人だけ)。
乗り物もキックボードとかがいいなあ、、、、とか。
きょてん・しごと・つうか
住民と関係住民をリアルとオンラインでつなぐのが「きょてん・しごと・つうか」の3つになります。
きょてん
東京の下町、浅草橋、両国、御徒町、日本橋あたりの自転車で15分圏内ぐらいのエリアに広がり、そこにはリアルのコミュニティがあります。
しごと
シェア街には、映像をつくったり、記事を書いたり、「きょてん」を運営したり、新しくつくったりなど、様々な「しごと」があります。
つうか
「しごと」をするとアプリを通じてシェア街で利用できる「つうか(まち通貨)」をもらうことができ、シェア街にある様々な「きょてん」でのお買い物やシェアハウスのお家賃などに利用することができます。
リアルとオンライン
リアルなコミュニティに加えて、オンラインで上のコミュニティがあります。
これには住民限定のオンライングループ、「しごと」の掲示板、「つうか」をやりとりするアプリ上のシェア街などがあります。
本当は、オンラインでもキャラクターが動いて、いろいろ出来たら面白いんですが、そこまで現状つくるパワーがないので、今はイラストの中で、現実のキャラクターが住んでいる街を作っています。
「ウ●リーを探せ」的に見つけてもらえると楽しいと思います。
シェアすることで広がる暮らしの可能性
シェアすることで、1人だとできない暮らしの可能性を感じています。
例えば、今シェア街にあるコワーキングスペースは、とりあえず無料で使えるようにしようと思っています。
これからジムをつくったり映画館をつくったり、スタジオをつくったり、いろんなスペースをつくりたいと思っています。
こういうスペースは、1人だと持つのが難しいですが、シェアすることが持つことが可能になります。
1人で持つよりはちょっと不便かもしれないけど。
今、シェア街に猫がいたら、という声もあります。
1人だと難しいけど、みんななら。
日常のご飯だったり、あるいは「しごと」だったり、シェア街の住民が増えて、シェアすることで、できることが広がっていく可能性を感じています。
どこかの誰かとシェアするのと、知っているコミュニティの中でシェアするのは、また違う感じだな、とも思っています。
サービスというより住民の福利厚生みたいな感じのイメージです。
姉妹都市
いろんな素敵なコミュニティがあるので、そんなコミュニティと姉妹都市みたいになれたらいいなと思っています。
一緒になるというわけではなくて、違うコミュニティ同士、お互いの違いを尊重しながら良い接点をつくる、そんなことができたらいいなと。
リアルな市町村と姉妹都市なんかできたら面白いなと妄想しています。
安心できる暮らし
「ワクワク」と並んで大切にしたいのが「安心」です。安心にはいくつかの要素があると思っています。
僕の考える安心は大きくは「分けること」と「尊重すること」と「選べること」だと思っています。
空間としての安心
まずは住む場所として快適であるようにしたいと思っています。
きちんと清掃ができている、みたいな最低限のところ。
その上でですが、人にはそれぞれ安心できる空間について求めているものの違いはあると思っています。
そこで考えているのが、例えば「賑やかに飲み会する場所」と「静かに勉強する場所」を両方つくって選べるようにするということです。
これを一緒にしてしまうとお互いが我慢をすることになってしまいます。
また、同じ人でも賑やかにしたい日と静かにしたい時間があると思っていますので、その時の気分で選べる選択肢をなるべく増やせないか、そういう風に考えていきたいと思っています。
人の安心
もっと大きいのはコミュニティの中にいる人の安心です。
例えば、コロナではコロナ自体も怖かったですが、いわゆる自粛警察の方など考えの違う人への攻撃が、通常の時以上に多かったように感じています。
こういった方たちの是非をここで語るようなものではないと思っていますが、少なくともシェア街の中ではこのような攻撃はないようにしたいと思っています。
これは、考えが違うものをお互い擦り合わせようという話ではありません。
シェア街の中では「ここではこう」と決めます。
ので、両方ともわかるんだけど違うもの同士は擦り合わせるのではなくて「分ける」。
そしてお互い否定するのではなく「尊重する」。
そしてそれぞれが、シェア街の中でも、あるいは中になければ外でも、自分で所属するコミュニティを「選ぶ」。
もちろん、仲良くなればなるほどいろいろとトラブルなどはあると思っています。
人間ですから。
でも、つくっていきたいと思っているのは、そんな安心です。
安全よりも安心
100%の安全といったものはありません。
もしかしたら交通事故で明日死んでしまうかもしれない。
安全の議論は、特に過剰になりやすい側面があり、私が以前務めていた農林水産省でも食品の「安全」と「安心」については常に議論がありました。
シェア街は、もちろん「安全」をないがしろにする訳ではなないのですが、食品の安心の世界で言うと、知っている農家さんがあの畑で作ってくれたやつだから「安心」というような世界感にしたいと思っています。
シェア街はいつから始まるの。
初代住民募集はいつまで?
シェア街は、8月20日まで「初代住民(住民and関係住民)」を募集しています。
すでに約170名(6月29日現在)の方に住民になっていただきました。
Motion Galleryで募集をしていますので、ぜひご興味の方はこの機会に住民になっていただけると嬉しいです!
https://motion-gallery.net/projects/share-machi
オープンは9月
シェア街の正式なオープンは初代住民の募集が終わって9月からを予定しています。
今も、すでに一緒に住んでいる住民が30人ぐらい、そして関わってくださっている方がたくさんおられますので、いつからでも住民になれます。
シェア街に関わりたい!
シェア街ができるまで
こんな「まち」があったらいいな、をぜひ一緒に実現していける住民を募集しています。
先日、「第1回シェア街会議」を行いそこでも新しいアイディアをいただきました。
特に魅力的だったのが2つ。
一つは、シェア街の「きょてん」が遠くても、それぞれの住んでいるところでもリアルに集まる会を企画していこうというアイディア。
もう一つは、「あの頃をもう一度」。結婚してリアルでシェアハウスには住めなくなったけれど昔住んでいたころのあの感じをオンラインで実現したいというものです。
どちらもすごく魅力的なアイディアでぜひ実現したいと思っています。
「きょてん」や「しごと」をつくる
シェア街TV、新聞、スタジオ、映画館、八百屋、工房、農場、、、などなどシェア街でつくりたいものはたくさんあり、シェア街のページトップの扉絵の中に、いろいろと妄想を描いてもらっています。
そしてすでに、新しい物件を見たり、コアになるメンバーと語ったりして、立ち上げの準備が動いているものもあります。
直近だとシェア街新聞をテーマにしたシェア街会議を7月5日(日)20-21時で開催予定!
<第2回シェア街会議〜シェア街新聞〜>
https://www.facebook.com/events/263026428125848/
シェア街にご興味の方は、、、
●公式サイト